フアヒネ島をガイドツアーで巡る
フアヒネ・ヌイの行政の中心、ファレはツリ山の山裾にたたずむ、静寂の中にも心地よい雰囲気が漂う港町です。空港は島の北部の入江、ファウナ・ヌイ湖のほとりにあり、有名なマエバの遺跡群はその反対側にあります。初期には防御砦も併設された王家のマラエがあるこの村は、島のかつての8氏族区の発祥の地でした。立ち並ぶブロック石や敷石、踏み段石の群れは湖と山すその間に広がり、その中には古代の魚を獲るための仕掛けや楕円形の集会用の建物「ファレ・ポテエ」などもあります。道を進むと、人々が神聖な生き物と崇め、餌も与える、耳のあるウナギで知られるファイエの村に至ります。
さらにツリ山の丘陵を横切り、島の内陸部に分岐して行きます。ベルベデールに向かうと、マロエ湾や島南端の村のすばらしい眺めを目にすることができます。島の縦貫道路は豊饒なタロイモやバニラのプランテーションを抜け、湾の最深部にたたずむフィティイの村へと続きます。植物やトロピカルフルーツに興味のある向きなら、有機栽培の果物を使った自家製の食品の試食もでき、昼食もとることのできるエデン・パークを訪れるのもよいでしょう。そこからはファレに戻ることもできますが、さらに歩を進め、東のマロエ湾と西のボウライネ湾とを分ける橋を渡り、より小さくて住む人も少ないフアヒネ・イチに行くことができます。そこからのフアヒネ・ヌイの眺めは、ツリ山や西方の偉大なる神「ヒロ櫂」と呼ばれる峰の切り立ったシルエットなどを望む絶景です。
植物に興味のある方は、ポリネシアの薬用植物園「アリイウラ・パラダイス」を訪れるのも大変有意義でしょう。東海岸のテファレリイの村は、かつてポマレ王家の居住地として選ばれたところで、古き良き時代の雰囲気が未だ漂っています。島の南、パレアの近くにはすばらしい白砂のビーチと美しいラグーンが広がっています。アニニの王家のマラエはパスを見渡すティバの岬に建てられ、その波は、今はサーファーたちの人気スポットとなっています。